浦和、オレ流調整で鹿島意識せず

浦和がＶ奪回へマイペースを貫く。３日午前、さいたま市内の練習場で約３０分のミーティングを行ったが、開幕戦（７日・カシマ）の相手、鹿島の話題はゼロ。フォルカー・フィンケ監督（６０）は「鹿島の情報はたくさんもっているが、選手に伝えるのは０・５％で十分」と説明した。
異例３日前休日　指揮官は、３バックのカウンターサッカーが身に付いたチームを４バックにし、細かくパスをつないで試合の主導権を握るスタイルに変えた。ただ、就任２か月足らずの期間で完成はまだ先。戦術の熟成を優先させる段階だ。

　調整法も独特だ。この日は２部練習を行い、４日はオフ。５、６日に戦術確認をして開幕戦を迎える。日本ではオフは試合翌日が一般的で、試合３日前は異例だ。だが、０２年入団のＤＦ坪井は「自分が入団したとき、オフト監督も一緒だったから違和感はない」と、０３年ナビスコ杯で浦和に初タイトルをもたらし、黄金時代の礎を築いたオフト政権と同じ手法に賛同した。指揮官も「我々は相手によってリアクションを見せるチームではない。自分たちのプレーをピッチで表現する意志が大事」と、我が道を行く姿勢を強調した。

参照元：スポーツ報知