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◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) 日本代表は19日、敵地でW杯アジア最終予選をカタールと戦い、最終予選3戦目にして、初めて完封で勝利した。岡田武史監督(52)は負ければ辞任覚悟の一戦で、就任後最高の試合内容で完勝。日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)は絶賛し続投を明言した。
後半ロスタイム3分が終わり、試合終了のホイッスルを聞いて、岡田監督はようやく笑顔を見せた。激しいアクションで審判に抗議するなど、戦う姿勢を選手に伝え続けた後、座っていたイスで足を組み、安堵(あんど)の表情を浮かべた。15年前、日本が絶望を味わったドーハで悲劇を葬り去り、南アフリカへ大きく前進した。
負ければ辞任を覚悟していた大一番。試合前のミーティングで、岡田イズムの根幹を選手に伝えた。97年10月11日、監督としてデビュー戦となったフランスW杯アジア最終予選のカザフスタン戦で、司令塔・中田英寿を先発から外した理由を明かした。中田が「オレのパスに皆がついてこない」と訴えると、「皆、頑張っている。お前が合わせなければならない」と一喝した。「チーム一丸」の大切さを説き、選手はそれを実践した。
攻守に積極策を貫いた。「闘う侍魂だ!!」と送り出し、ハーフタイムは「痛がるな」とゲキを飛ばした。玉田、田中達は負傷するまでプレスをかけた。長谷部も俊輔も中盤で敵の攻撃をつぶした。これまで失点パターンだったカウンターはほとんど受けなかった。途中投入したのは、松井、岡崎、佐藤と攻撃的な選手ばかり。前線での守備を緩めず、バーレーン戦で3―0から終了間際に2点奪われた反省を生かした。犬飼会長は「前に行こうという姿勢を見せた」と高い評価を与え、続投についても、「もちろんです」と明言した。そして「これでゆっくり年が越せるよ」と笑みをこぼした。
試合後、次節の相手、オーストラリア代表のピム監督からメールが届いた。「余裕のメールだった。悔しいからギャフンと言わせてやる」岡田監督にとって、常に背水の陣。小野剛技術委員長は「15ポイントぐらい」と突破ラインを想定した。あと8点。まずは2月、直接対決で逆転首位に立つ。
◆サポと無事帰国 ○…岡田監督が帰国のチャーター機内でサポーターと喜びを分かち合った。約70人のサポーターが座る最後部まで足を運び「遠くまでたくさんの方に応援に来ていただいて感謝しています。応援が選手の力になった」と頭を下げると、大きな拍手が返された。その後行われたビンゴ大会では代表ユニホーム、ボールをプレゼント。機内は祝勝ムードに包まれた。20日夕方、成田空港に到着した。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) 日本代表は19日、敵地でW杯アジア最終予選をカタールと戦い、最終予選3戦目にして、初めて完封で勝利した。主将のDF中沢佑二(30)=横浜M=が負傷離脱したなか、DF田中マルクス闘莉王(27)=浦和=が守備ラインを統率し、ダメ押し点となる3点目を決めた。
鬼気迫るヘッドだった。闘莉王は後半23分、俊輔のクロスに、逆サイドで飛び込んだ。同じくボールを追っていた寺田が「遠慮しました」と言うくらいの激しい突進だった。執念が結実したトドメの3点目は、W杯最終予選初完封へ勢いをつけた。
「ボールはあのタイミングで来ると思った。すごくいいボールだった。ショートコーナーは前半から狙っていた。得点は大事。それが日本のためになる」闘莉王はプレッシャーから解放され、笑顔を見せた。カタール戦は、岡田ジャパンにとっても、そして自身にとっても背水の戦いだった。
ひざのけがなどもあり、最終予選が始まってからも満足のいく状態ではなかった。9月6日の敵地・バーレーン戦はオウンゴールを献上し、10月15日のウズベキスタン戦は失点につながるミスを犯した。カタール戦は左ひざにたまった水を注射1本分抜いて臨んだ。主将の中沢、GKの楢崎正剛(32)=名古屋=が負傷で辞退していた。日本のゴールを守るために、死力を尽くした。浦和の元社長でもある日本協会の犬飼会長とは試合前日「ゴールを決める」と約束していた。「オウンゴールしてるからこれで、ようやくチャラになった」と笑った。
「責任感を感じていた。完封はやれと言われても、やれるものではない。いろんな事故もある。その中で出来たことは大きい」W杯予選デビューとなった寺田を引っ張った。前半13分、寺田がパスミスすると、すかさず声をかけた。「寺田さんがやりやすいように」寺田とは13日のシリア戦後も2人で話し合った。すべてはこの試合を見据えていた。
闘莉王が緊急事態で強さを発揮しカタールに初勝利。頼もしい闘将が大一番で輝きを見せた。
参照元:スポーツ報知
サッカーのワールドカップ(W杯)2010年大会開催に関し南アフリカ政府は20日、W杯と来年のコンフェデレーションズカップで使用する試合会場と練習会場に必要な工費として新たに14億ランド(約148億円)を投じると発表した。
22日に行われるコンフェデ杯の組み合わせ抽選に合わせ、同国政府は予算見直しを協議。出費増加を認めると同時に、輸送や治安、電力供給などの分野で予算超過を抑える努力を各自治体に促す方針を確認した。(共同)
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) FW田中達也(25)=浦和=が日本を救った。勝ち点4で並ぶカタールと19日、アウェーで対戦した日本は、前半19分、田中達が最終予選初ゴールとなる先制弾を決めた。前半で両足を痛める危機的状況でもプレーを続け、3―0の完勝に貢献。敗戦の場合には辞任の覚悟を固めていた岡田武史監督(52)が「攻撃の軸」に指名した期待に応え、窮地を救った。2位を死守し、南アW杯へ前進した日本代表は20日夕方、帰国した。次戦は来年2月11日、首位・オーストラリアとホーム(日産ス)で激突する。
救国の一撃だった。前半19分、負ければ辞任覚悟の岡田監督を救うために田中達が飛び出した。内田のフィードに一気に加速。胸トラップがわずかに流れ、ライン際に追い込まれた。残された角度は10度以下。「GKの股(こ)間の辺りを狙った。最後は足に当たって入ると思った。みんなには『うそだろ!』って言われましたけどね」唯一の死角目掛けて右足を鋭く振り抜いた。
「あそこでよく決めた」浦和前社長で日本サッカー協会・犬飼基昭会長が絶賛した値千金の先制弾を決めると、左手薬指に何度もキス。日本で待つ夫人と、まな娘2人に栄光をささげた小さなエースは最後に言葉をかみしめた。「入って良かった。岡田監督のためにやっと仕事ができた…」W杯予選初ゴールを喜んだ。
岡田監督は故障から復帰間もない達也に運命を託していた。「達也が攻撃の軸になる」G大阪の西野監督との極秘会談で、トップ下固定構想を披露した。ドリブル突破とDFの裏に抜け出す速度は絶大で、「あの8番は誰だ! 日本レベルじゃない。ブラジル人のようだ」06年アジア最優秀選手のFWハルファンが試合後、元浦和エメルソンに詰め寄ったほどだ。
前線からの猛烈なプレスは岡田戦術のカギだ。9月のバーレーン戦では、全治3週間の右太もも裏肉離れで負傷したが、90分間奮闘した。10月のウズベキスタン戦は欠場したが、指揮官は直前まで追加招集に固執。「岡田さんは達也ありき」と浦和幹部は語ったほど。「途中で壊れてもいい。それぐらいの責任感でやる」達也自身もけが再発を恐れずに戦った。決戦直前は「胃が痛くなった」ほどの強烈なプレッシャーを自分にかけた。
激痛にも耐えた。前半2分、非情なタックルを右足に受けた。05年10月の柏戦で選手生命を揺るがす右足首関節脱臼骨折を負った危険な古傷を打撲した。「かばいながら走ったら、40分過ぎに左ふくらはぎがけいれんした」両足に異変を感じたが、止まらない。3点差になった後半26分、ようやく自ら交代を申し出た。
非情な運命を生きてきた。ジーコ、オシムという歴代の代表監督が主力と期待をかける中、右足首の爆弾の影響で負傷を繰り返した。だが、最終予選出場2試合全勝。悲運は終わった。今や不可欠なラッキーボーイと変貌(ぼう)した達也こそが、岡田ジャパンを喜望峰に導く。
参照元:スポーツ報知
アジア・サッカー連盟(AFC)は20日、クアラルンプールで女子の2008年各賞表彰式を行い、最優秀選手に沢穂希(日テレ)を選出した。沢は04年に続く2度目の受賞。日本の中心選手として北京五輪で4位に導くなどの活躍が評価され、最終候補のリ・グムスク(北朝鮮)と宮間あや(岡山湯郷)を抑えた。
ユースの最優秀選手にはU―17(17歳以下)女子ワールドカップ(W杯)最優秀選手の岩渕真奈(日テレ・メニーナ)が選ばれた。最優秀主審に馬場佐知子、最優秀副審には吉沢久恵の両氏が選出された。(共同)
沢穂希「すごいこと。前回に比べ、今年の受賞の方がうれしい。今年は、日本代表がとても良い成績を残せた。人生の半分をプレーしてきた代表は、自分にとって家族のような特別の存在」
岩渕真奈「北朝鮮は非常に強く、選手もうまいので、北朝鮮選手が受賞すると思っていた。なでしこジャパンの一員になって、世界の強豪と戦いたい」(共同)
参照元:スポーツ報知
逆転リーグVを狙う浦和にKY(空気読めない)上陸が直撃! 来季監督候補のフォルカー・フィンケ氏(60)が20日に緊急来日し、23日の清水戦を視察することが19日に発覚した。
関係者によると、監督任命権を掌握する藤口光紀社長がリストアップした元ドイツ2部フライブルグの監督、フィンケ氏はすでに家族同伴でドイツを出発。今回の来日で藤口社長と初めて会談を持つことになるという。09年まで契約期間を残しながらの今季限りでの解任が決まっているにもかかわらず、いまだに非情通告をされていないゲルト・エンゲルス監督(51)がベンチで指揮を執る埼玉スタジアムのスタンドで戦力分析を行う予定だ。06年にも新旧ニアミスが起こった。06年12月の天皇杯福岡戦でオジェック前監督がスタンド視察。だが、当時のブッフバルト元監督は勇退が公表されており、選手にも動揺はなし。リーグと天皇杯の2冠を勝ち取った。
すでにACL、天皇杯で敗退した浦和にとってリーグ戦は唯一残されたタイトル。残り3試合の結果次第で来季のACL出場を逃せば、「オレにも明日はない」と表明している藤口社長自身も辞任危機に直面する。リスキーなKY上陸がどんな結末をもたらすのか。
参照元:スポーツ報知
04年にJ1得点王に輝いた元浦和のブラジル人FWエメルソン(29)=カタール・アルサッド=が18日、浦和復帰を熱望した。現在、10か月分の給料約2億円が支払われていない状況で、09年1月に移籍金無しで移籍できる権利を手に入れたという。フランス1部のモナコからオファーを受けたが断った。
05年7月にカタールの地を踏んで3年半、日本語は忘れなかった。「ここは、お金(給料)はいい。でも、お金じゃない。浦和に帰りたい。サポーターがすばらしい」エメルソンは最近2か月、アルサッドの練習に参加していない。「10か月分、給料を払ってくれていない。2億円。契約は来年の5月29日までだけど、交渉した。クラブは移籍金を取ることになっていたけど、ただで出られる」現在も練習は行っているという。
「モナコには行かない。浦和しかない。犬飼さん(日本サッカー協会会長)に『帰りたい』って言ったけど、浦和以外ならな、って言われてショックだよ」合流遅れ、突然のカタール移籍など浦和時代は問題児だった。J復帰には障害があるが、エメは日本からのオファーを待ち続けている。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) MF田中達也(25)=浦和=がアウェーで貴重な先制ゴールを挙げた。前半19分、右サイドのDF内田篤人(20)=鹿島=からのゴール前へのフィードに鋭く反応。DFラインの裏に抜け出して角度のないところからGKの股間を抜いた。田中達は「篤人からいいボールがきたので流し込んだだけだった」とクールに振り返った。
一時は右太もも負傷で代表を離れていたが、大事な試合で結果を出した。この日も後半26分に退くまで、攻撃だけでなく前線からの献身的な守備が光った。「内容よりも勝ち点3を取ることを考えて臨んだ」と話した田中達。狙い通りきっちりと当面のライバルを下した結果に「ほっとした」と安堵の表情を浮かべていた。
参照元:スポーツ報知
日本サッカー協会の小野剛技術委員長(46)が19日、ドーハ国際空港着のチャーター機でカタール入りし、来年1月20日のアジア杯予選のイエメン戦(熊本)に、U―20W杯の出場権を逃したロンドン五輪世代を招集する可能性を明かした。
日本代表は来年1月10日に鹿児島県内で合宿をスタートさせる。天皇杯4強以上になったチーム、トヨタ・クラブW杯に出場するG大阪勢、そして、ベテラン組はイエメン戦後の合流となる。日本協会としては、来年のU―20W杯に出場できないU―19世代の強化に頭を悩ませていた。A代表が全員そろわないため、ロンドン五輪世代でその穴を埋め、強化も図れるという狙いがある。
小野技術委員長は「食い込んできてほしい。彼らが入りやすい環境を整えるが、最後に扉を開けるのは選手。彼らが、セカンドグループに入り込んでこないと」と話した。この世代では、C大阪のMF香川真司(19)が既にA代表で活躍しており、MF金崎夢生(19)=大分=、MF水沼宏太(18)=横浜M=、MF原口元気(17)=浦和=、FW柿谷曜一朗(18)=C大阪=らにも期待がかかる。
参照元:スポーツ報知
日本代表が09年9月5日、オランダ国内でオランダ代表と親善試合を行うことが19日、分かった。日本は10年南アW杯アジア予選の5位決定プレーオフの期間(09年9月5、9日)に、欧州遠征を行い2試合を計画しており、オランダ戦はその一環。日本が最終予選A組3位でプレーオフに回った場合には遠征は消滅となるが、09年コンフェデ杯(南ア)出場権を逃した日本代表には、最高のチーム強化の舞台となることは間違いない。
W杯4強進出を目標に掲げる日本にとって、アジア最終予選突破以外のシナリオは存在しなかった。10年南アW杯を目前に控えた来年9月5、9日、日本代表は欧州遠征を敢行することが早くも内定した。
オランダリーグ関係者によると、昨年9月、3大陸トーナメント(オーストリア)以来となる欧州遠征では2試合が計画されている。5日は世界屈指の強豪オランダ代表との対戦が内定。今年の北京五輪で反町ジャパンが0―1で敗れたが、日本A代表史上初対決となる。試合会場はオランダ国内で調整中だ。
オレンジ軍団の異名を持つオランダ代表を率いるのは、フェイエノールト監督時に小野伸二(ボーフム)を育てたベルト・ファンマルバイク監督。FWファンペルシー(アーセナル)、ファンニステルローイ(Rマドリード)ら名手を数多く擁している。オランダは9日にW杯欧州予選、スコットランド戦を控えており日本戦はベストメンバーでテストに臨む可能性が高い。日本にとって06年ドイツW杯で激突したブラジル代表以来、最大の強敵となる。
欧州遠征の期日はアジア最終予選A組3位とB組3位が激突するプレーオフの開催日で、日本代表がグループ3位転落時は自動的に消滅となる。だが、昨年のアジア杯3連覇に失敗し、南ア大会への大事なシミュレーションの舞台ともいえるコンフェデ杯出場権を失った日本代表にはチーム力を高める最大の絶好機。ジーコ・ジャパンも04年ハンガリー・チェコ遠征と英国遠征で世界に通じる力を示し、オシム政権下も07年9月にスイスを4―3で下すなど、絶大な成果を挙げている。世界の強豪と敵地でガチンコ対決するためにも、本戦自動進出を意味するA組2位以内を確保するしかない。
◆オランダ代表 FIFAランク4位。W杯に8回出場し、最高成績は準優勝(1974、78年)。欧州選手権では88年大会に優勝。74年W杯ではFWクライフを中心とした「トータル・フットボール」でサッカー界に革命を起こした。FWファンバステン、クライファート、MFフリットら攻撃的なポジションで多くの名選手を輩出している。愛称はユニホームの色からオレンジ軍団。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) 4大会連続のW杯出場を目指す日本代表が、因縁の地ドーハでカタールを3―0で下し、過去3分け2敗と相性の悪かった相手から初勝利を挙げた。日本は2勝1分けの勝ち点7でA組2位をキープ。カタールは同4で3位のまま。
司令塔のMF中村俊輔は痛めている左ひざをテーピングで固め、90分間を走り回った。「守備に力を入れていた」と言う。攻め込まれた時は故障を抱えているとは思えない闘志でゴール前まで戻ってピンチの芽を摘んだ。
本調子ではないとはいえ、後半23分に闘莉王に合わせたクロスの精度はさすが。「オシムさんの時代からサッカーが良い方向にきている」と、手応えを感じた様子だった。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) 4大会連続のW杯出場を目指す日本代表が、因縁の地ドーハでカタールを3―0で下し、過去3分け2敗と相性の悪かった相手から初勝利を挙げた。日本は2勝1分けの勝ち点7でA組2位をキープ。カタールは同4で3位のまま。
DF中沢の故障で出番が回ってきたDF寺田がW杯予選初出場。「勝てたことにほっとしている」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
前半はミスを連発しピンチを招いたが、後半は落ち着きを取り戻し、相手のエースのセバスティアンを「フリーでやらせないように考えていた」と完ぺきに抑えた。
センターバックを組んだ闘莉王は「寺田さんはいいプレーをしていた」と話した。
参照元:スポーツ報知
◆国際親善試合 スコットランド0―1アルゼンチン(19日・グラスゴー) マラドーナ監督の初采配(さいはい)となったアルゼンチンは1―0でスコットランドを下した。メッシやリケルメを欠く陣容ながら、前半8分にロドリゲスが先制し、母国の英雄の初陣を白星で飾った。
マラドーナ監督は初陣のゴールの瞬間を落ち着いた表情で見守った。前半8分、早々とロドリゲスが先制点。周りから促されるようにベンチから立ち上がり、控えめな笑みを浮かべた。
現役当時、そして引退後も数々のスキャンダラスな話題を振りまいた伝説的な選手の初采配。1986年W杯メキシコ大会の「神の手」「5人抜き」の当事者だった元イングランド代表DFブッチャー氏がスコットランド代表のコーチを務める因縁も重なった。グラスゴーは時ならぬ「場外戦」に沸いたが、試合が始まれば極めて冷静に戦況を見守るマラドーナ監督の姿があった。
ロイター通信によると、試合後も「最初の25分間は素晴らしい出来だった。だが、多くのチャンスを生かせなかった」と、落ち着いて内容を分析した。就任後はW杯南米予選の不振にあえぐチームから「負けることへの恐れを取り除こうとした」と若い選手を鼓舞。主力を欠きながらの勝利で、ひとまず悪い流れは断ち切ったかに見える。
会場は18歳だった1979年にアルゼンチン代表として初得点し、英雄としての第一歩を記したスタジアムだった。偉大な指導者として名を残せるかは、今後待ち受けるW杯南米予選の結果に懸かっている。(共同)
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム) 4大会連続のW杯出場を目指す日本代表が、因縁の地ドーハでカタールを3―0で下し、過去3分け2敗と相性の悪かった相手から初勝利を挙げた。日本は2勝1分けの勝ち点7でA組2位をキープ。カタールは同4で3位のまま。
左ひざのけがが心配されたMF中村俊輔(30)=セルティック=は予定通り先発に名を連ねた。右股(こ)関節内転筋肉離れで代表を辞退したDF中沢佑二(30)=横浜M=の代役には、先日のシリア戦でも先発したDF寺田周平(33)=川崎=が起用された。
序盤はカタールの速い出足に押し込まれた日本。それでも前半19分、DF内田篤人(20)=鹿島=の前線へのフィードからMF田中達也(25)=浦和=がDFの裏に抜け出すと、胸トラップから右足でGKの股下を抜いて先制。前半を1―0で折り返した。
日本は後半2分に玉田圭司(28)=名古屋=が左足ミドルシュートで追加点を決めると、同23分には右ショートコーナーからの中村俊輔(30)=セルティック=の左足クロスに田中マルクス闘莉王(27)=浦和=がヘッドで合わせ決定的な3点目を挙げた。その後も組織的な守備でカタール攻撃陣に決定的なチャンスを与えなかった日本は、そのまま無失点で逃げ切った。
岡田武史監督「選手がひるむことなく、自分たちの良さを出してくれた。選手らの頑張りに感謝したい。ウズベキスタン戦でできなかった守備への戻りと、パスアンドムーブを重点的にやってきたが、修正できていた。年内は12月に1泊のミニキャンプを行って、改めて意思統一したい。年明けのオーストラリア戦もベストを尽くす」
メツ・カタール代表監督「今回の試合で日本の強さを痛感した。個人個人の技術でカタールを上回っていた。チームが初歩的なミスをしてしまったのも敗因の一つ」
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選第4節 カタール0―3日本(19日、ドーハ・アルサッドスタジアム)
中村俊輔「(試合の)空気や流れが読めるようになってきた。チームとして何が必要なのか分かってきた。予選ではなくW杯(本大会)みたいにやらないと。次(オーストラリア戦)はもっと何かが見えてくる」
闘莉王「(中村俊からボールが)来ると思っていたし、いいボールだった。完封は難しいことだけどできてよかった」
田中達也「日本らしいサッカーができた。アウェーで勝ち点3をとれたことが大きい。前線から追ってコンパクトにできた。(先制のシュートは)枠にけることだけを考えた」
玉田圭司「(得点は)入る予感がしていたし、迷いはなかった。気持ちで相手を上回った。勝つことしか考えてなかった。予選突破の自信はある」
寺田周平「1点与えると勢いを与えてしまうと思っていた。3点目が大きかった。試合前から緊張はなかったが、あり得ないミスがあった。こういう場でできる幸せを感じながらやった」
長谷部誠「自分が出したパスを玉田さんが決めてくれ、点につながる仕事ができてよかった。今まではいい試合をしていても勝てなかったが、今日はパーフェクト」
川口能活「年内最後の試合を勝って終われて良かった。これで来年も前向きにスタートすることができる。無失点は僕にも自信になるし、チームにも自信になる」
岡崎慎司「試合に出られて良かった。チームの攻撃がすごく良かった」
犬飼基昭・日本サッカー協会会長「勝とうという気持ちが出ていた。逃げることなく向かっていった良いサッカー。最終予選は気持ちが強い方が勝つ。(チームとして)一皮むけた」
参照元:スポーツ報知
日本サッカー協会のJリーグ将来構想委員会は18日、「秋開幕、翌春閉幕」(秋春)シーズンへの移行について議論したが、日本協会の犬飼基昭会長が実施の意向を示していた2010年秋開幕の日程はまとめられなかった。今後も実施時期の目標は定めず、慎重に検討する方針。
この日の同委員会では10年秋開幕の場合、11年1月にアジア杯(カタール)があるため、オフとなる同年7、8月にリーグ戦を行わない日程を組むのは困難とされた。鬼武健二委員長(Jリーグチェアマン、日本協会副会長)は「10年(からの移行)は無理でしょう。日本代表も重要だが、Jリーグの使命はそれだけではない」と話した。
鬼武委員長は「シーズンを移すならば、天皇杯全日本選手権の決勝も(現行の1月1日ではなく)シーズン終盤に実施すべきだ」との考えも示した。
参照元:スポーツ報知
京都が今季で契約が切れる元日本代表FW柳沢敦(31)に“終身契約”を検討していることが18日、分かった。クラブ幹部は「来季も、ということは当然考えている」と説明。柳沢の希望次第では、複数年契約も用意する考えを示した。
今季、京都に移籍した柳沢は、これまでリーグ戦29試合に出場し11得点。日本人得点王タイ(全体3位)に位置するなどエースの役割を十分に果たしている。クラブ側は31歳という年齢も考慮し、「京都・柳沢」としてキャリアの集大成を迎えてほしい意向だ。
リーグ11位のチームはこの日、次節の名古屋戦(23日・西京極)へ向け軽めの練習。「満足することなく、まずはリーグに集中したい」と気を引き締めた。クラブの厚いサポートを背に、自らのゴールでJ1残留を決める。
参照元:スポーツ報知
鋭い舌ぽうが岡田ジャパンの急所を貫いた。運命の日本戦を控えた前日会見直後、メツ監督は岡田監督と握手。英語で互いの健闘を誓ったが、心中は必勝を確信していた。
「ウズベキスタン戦を見て確信したが、日本代表には欠陥がある。勝負を決めるキラー(殺し屋)がいない。ウズベキよりも5倍以上の決定機があったが、ゴールがこない。日本代表の最大の強みは中盤。明日も支配されるかもしれないが、得点には直結しない。だから、私は支配率を気にしない」
フランス人指揮官は本紙の単独取材に対し、不敵な笑みで応じた。02年日韓W杯でセネガル代表を8強に導いた名将が定義するキラーとは「それまで何もしなくても、ワンチャンスで1点を決める。仏代表で言えばトレゼゲ(ユベントス)。カタールではセバスティアン? 彼にもその要素はある」。得点力不足を抱える日本FW陣を一刀両断に切り捨てた。
危険な挑発は岡田監督の指導力にも及んだ。「イバン(オシム)は指導者としてスペシャルだった。彼のチームは組織力と連動に優れていた。オカダのチームにも類似点はあるが、今はジーコのチームに近い。要するに個人能力への依存度が高いということだ」現役時代に仏1部バレンシエンヌで共闘したオシム前監督を「教授」と仰ぐメツ氏は昨年7月のUAE監督時、アジア杯でオシムジャパンの緻密(ちみつ)な連動の前に1―3と完敗した。
現政権には個人能力に特化し、06年ドイツW杯1次リーグ敗退の憂き目を見たジーコジャパンへの「退化」を指摘。「オカダには敬意を表するが、国際経験は豊富ではない。プレッシャーは多大だろう」容赦なく先制攻撃を仕掛けたメツ氏。岡田イズムの正当性を世界に証明するために、敗北は許されない。
◆ブルーノ・メツ 1954年1月28日、フランス生まれ。54歳。現役時代はリールなどでプレー。87年に指導者転向。初出場のセネガルを2002年W杯8強、UAEを07年ガルフ杯優勝に導く。クラブでは03年にアルアイン(UAE)でACL初優勝を達成。04~06年にはカタールのアルガラファで監督を務めた。9月20日にUAE監督を辞任し、25日にカタール監督に就任した。
◇メツ監督の日本戦 メツ監督がUAEを率いていた07年7月のアジア杯(ベトナム)1次リーグ第2戦の1試合だけ。初戦のカタール戦を1―1で引き分けたオシム・ジャパンを「決定機がありながら、息の根を止めることができなかった」と批判していたが、日本はFW高原の2ゴールとMF中村俊のPKで前半3点を奪うと、後半はUAEの反撃を1点に抑えて3―1で完勝した。
◆南アフリカW杯アジア最終予選 9月6日から来年6月17日まで、3次予選を勝ち抜いた10チームがA、Bの2組に分かれてホームアンドアウェーで対戦。毎節1チームは試合がない。各組上位2チームがW杯本大会への出場権を獲得。3位同士はホームアンドアウェーのプレーオフを行い、勝者がオセアニア地区の勝者とホームアンドアウェーで最後の出場枠を争う。
参照元:スポーツ報知
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