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◆2010年W杯予選(6日) 本格開幕した欧州予選では、前回のドイツ大会準優勝のフランスが、7組初戦でオーストリアにいきなり1―3で敗れる波乱があった。連覇を狙う8組のイタリア、6月の欧州選手権を制した5組のスペイン、6組のイングランドは白星スタート。南米予選ではアルゼンチンと1―1で引き分けたパラグアイが首位をキープ。北中米カリブ海3次予選では、米国が国交断絶していたキューバに1―0で勝った。
欧州選手権1次リーグ敗退の汚名返上どころか、まさかの黒星スタート。フランスはますます窮地に陥った。暗黒のユーロを最後に代表を引退したDFテュラム、MFマケレレの守備の柱が抜けた穴は大きかった。
前半8分、守備のミスからいきなり失点。相手のロングFKが難しいバウンドになり、ゴール前で相手FWヤンコと競り合ったDFメクセスが痛恨のオウンゴール。同41分、再び相手のFK。ゴール前でDFガラスがヘッドでクリアしようとしたが、ボールが相手MFアウフハウザーの前へ流れ、至近距離からシュートを許した。
後半16分にMFゴブが1点を返したが、流れは変わらなかった。同27分、相手の右CKから競り合いで、メクセスが相手FWハルニクを倒してPK。MFイバンシュイッツに決められ、オーストリアには1970年以来38年ぶりの黒星となった。
「負けて、いい気分なわけがない。起きたことについての感想はあるが、そのイメージが正しいかどうか、映像で確認する必要がある」とドメネク監督。続投で批判を浴びた指揮官に対し、再び解任を求める声は高くなりそうだ。DFメクセスは「避けられたミスをしてしまったことは分かっているが、これにくじけるつもりはない」と絞り出すような声で言った。
参照元:スポーツ報知
◆2010年W杯予選(7日) 南米予選でブラジルは3―0でチリに快勝し、勝ち点12で2位に浮上。ドゥンガ監督(44)の解任論はひとまず沈静化した。FWルイス・ファビアーノ(27)=セビリア=が2得点、FWロビーニョ(24)=マンチェスターC=が1ゴールを決めた。アフリカ2次予選では3組のベナンが3―2でアンゴラを破り、最終予選(11月)進出を決めた。
勝たなければドゥンガ監督解任と騒がれていたブラジルは、ロビーニョ、ロナウジーニョ、ルイス・ファビアーノの3トップ。トップ下のMFジエゴが精力的な動きで3人を操る超攻撃的布陣が爆発。3―0の快勝でW杯出場圏外の6位から一気に2位に浮上した。ドゥンガ監督は「選手たちが戦術的に完ぺきな試合をしてくれた。チリとの違いは選手の質」と胸を張った。
1―0の前半35分、ロナウジーニョがPKを失敗。後半2分に左DFクレベールが退場処分になるアクシデントを乗り越えた。北京五輪準決勝でアルゼンチンに敗れ、母国のルーラ大統領から「無気力。アルゼンチンのメッシを見習うべき」と批判された。これに怒っていた指揮官は「大統領もきょうの勝利を喜んでくれたのではないか」と皮肉を言うことを忘れなかった。
参照元:スポーツ報知
【フランクフルト(ドイツ)8日】W杯アジア最終予選のバーレーン戦(6日)でベンチメンバーから外れた日本代表MF稲本潤一(28)は8日、所属するフランクフルトに戻り、練習にフル参加。「岡田監督からは、ぶっつけ本番で出すには、まだ時間が足りないと言われた。今回は様子を見ただけみたい。体調は全然いいです」と、起用されなかった理由を話した。
参照元:スポーツ報知
日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)と岡田監督は、バーレーンから帰国するチャーター機内で約3時間のトップ会談を行った。W杯アジア最終予選第2戦ウズベキスタン戦(10月15日、埼玉)に向けての日程などについて意見交換。本番のスタジアムでの練習を増やすなど、万全の態勢を整えることが決まった。
犬飼会長、岡田監督のフロント、現場の最高責任者に加え、代表チーム団長の日本協会・大仁邦弥副会長(63)、小野剛技術委員長(46)らも参加し、濃密な機内会談が行われた。「次の試合に向けてどんな準備をするか。そういった話をした」と犬飼会長。関係者によると、試合前日に行われる公式練習に加え、さらに本番会場での練習を増やすことを検討。2日前の13日には全日本ユース決勝が午後1時から行われる。芝生コンディションの問題があるが、同日にナイター練習を行うことが可能か、スタジアム側と交渉する。日本協会は開幕ダッシュを狙う岡田ジャパンを全面バックアップする。
参照元:スポーツ報知
俊輔や遠藤がセットプレーのボールを蹴る際にスタンドから照射されたレーザー光線を、DF田中マルクス闘莉王(27)=浦和=も、プレー中に照射されたことを明らかにした。「気づいたよ。ヘディングで競るときにあった。緑色のでしょ」などと話した。
闘莉王によるとリスタートの際のみならず、プレーが動いている時もスタンドからの“攻撃”はあったことになる。集中力を欠かせる妨害行為に対し、日本協会は抗議をする方向だが闘莉王も「あれは良くないよ」と非難した。また「ロッカールームも(クーラーの故障で)暑くてひどかった。外の方が涼しかった」と環境の面でもバーレーン側の対応に不満を漏らしていた。
参照元:スポーツ報知
6日の南アW杯アジア予選、バーレーン戦(マナマ)に3―2で勝った日本代表が8日、帰国した。先制FK弾を決めるなど勝利に貢献したMF中村俊輔(30)=セルティック=はスタンドから浴びせられたレーザー光線による妨害工作を一蹴。イタリアでの経験を駆使し、すべての“アウェーの洗礼”に打ち勝ち、日本代表を南アに導くことを誓った。日本の次戦は10月15日のウズベキスタン戦(埼玉)。
W杯のアジア最終予選では自身初となるFK弾で、勝ち点3をもぎ取った俊輔は8日早朝5時、チームとともにチャーター便で一時帰国。スタンドから行われた卑劣極まりないレーザー光線による妨害工作をバッサリと切り捨てた。
「自分たちが攻めている側のゴール裏のスタンドから、緑色のラインがはっきり見えたよ。ピッチ上で大きな爆竹が鳴ったり、スタンドでスピーカーから音楽が大音量で流れていた。でも、全く気にならない。イタリアの時からあんなことはあったから、(バーレーン戦での洗礼は)ほとんど経験済み。後にも先にもレッジョ(レッジーナ)の経験が大きい」9日の再渡欧に向けた準備を粛々と進めたファンタジスタは平然と語った。
02年夏に横浜Mからイタリア南部レッジーナに移籍した俊輔は、世界で最も過酷なリーグといわれるセリエAで3シーズンもまれた。轟音(ごうおん)とともにピッチに穴が開くほどの破壊力を誇る紙爆弾、ピッチ上を覆い尽くす発煙筒、人種差別的なヤジの嵐など、俊輔はさまざまな洗礼と修羅場を乗り切ってきた。
そこで培った経験値が極限状況でも平常心を生み出した。「好んで選ぶ必要もないと思うけれど、厳しい環境がある以上、そこで結果を出さないといけない。『それが嫌だから、代表で戦わない』なんて弱音は絶対に言えない。自分がアジア人である以上は、アジアで勝たないといけない」百戦錬磨の司令塔は決然と言い切った。
最終予選は3試合の敵地決戦が残っている。待ち受ける艱難(かんなん)辛苦を乗り越え、日本を南アフリカに導くことを誓った。
◆AFCに抗議 ○…日本サッカー協会の犬飼会長は8日、バーレーン戦で日本選手が観客席からレーザー光線を浴びた問題で、アジアサッカー連盟(AFC)に抗議文を送ることを明かした。「ベンチにはペットボトルが投げられた。AFCに厳正な対処を要望します」と犬飼会長は話した。小野剛技術委員長も「AFCに抗議した方がいいと思います」と同様の考えを示した。
参照元:スポーツ報知
日本代表の岡田武史監督(52)が南アW杯アジア予選突破へ、「オシム語録」ならぬ、「岡田語録」で、自信を語った。3―2で勝った6日のバーレーン戦をコップの水に見立てて表現。チームの基本を変えず、終了間際の2失点を修正する考えを示した。岡田監督は9日、ウズベキスタン・オーストラリア戦(タシケント)視察に出発する。
「コップに水を注ぎ、8割入って、2割こぼれたとする。こぼれた2割を見るのではなく、まず8割を見る。(その上で)残りの2割をどう入れるかが、僕らの仕事」
岡田監督は、とうとうと語り始めた。午前5時過ぎ、羽田空港は夜明けを迎えていた。眼鏡の奥の瞳は、眠気も感じられず、鋭い眼光を放っていた。最も重要と位置づけていた最終予選初戦のバーレーン戦から自信を持ち帰った。
「8割」とは後半42分までのことを示しているのは明白だ。2失点し、あわや同点のピンチもあった残り3分に、批判の矢が放たれることは想像がつく。しかし、岡田監督は敵地で3得点し、無失点で抑えていた87分にこそ、価値を見いだした。8月20日のウルグアイ戦で完敗し、国内合宿では流通経大にも負けた。ボロボロで乗り込んだマナマで、MF中村俊輔(30)=セルティック=ら欧州組が合流し、チームは一変。80点の試合運びができ、結果を得たという指揮官の自負でもあった。
もちろん、残り3分の反省には目を向けている。「内容は結果を出すためのもの。ショーをやっているのではない。ボールをもう少し動かしたサッカーがしたかった」と語った。ボールを動かし、試合を支配できれば、残り3分での2失点は修正可能と判断したようだ。
岡田監督は休む間もなく、9日、ウズベキスタンへ出発する。「内容的にはウズベキスタンの方が良かったと聞いている。個々の力を持っているとも」しかし、自信の表れか、「基本的なやり方を変えることはない」と言い切った。帰途につく時、太陽が昇り始めた。岡田監督は、日の出を迎えたと確信しているに違いない。
参照元:スポーツ報知
◆Jリーグ ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第2戦 大分1―0名古屋(7日・九州石油ドーム) 決勝は大分―清水の顔合わせとなった。大分は後半4分、FWウェズレイ(36)の2試合連続ゴールで先制。その後は、公式戦14戦連続負けなしと好調の鉄壁守備陣が、名古屋の猛攻を防ぎ切り、初の決勝進出を決めた。清水はMF枝村匠馬(21)の2得点を含む3ゴールでG大阪に圧勝。優勝した1996年以来のファイナル進出となった。決勝は11月1日、東京・国立競技場で行われる。
終了の笛が鳴り響いた瞬間、大分ベンチにはシャムスカ監督を中心に歓喜の輪が広がった。「タフなゲームだったが、選手がフルに力を出してくれた」笑顔で全員と抱擁を交わした。
最後まで名将のプラン通りだった。「第1戦でアウェーゴールを奪っているので、0―0でもOKだった」北京五輪代表DF森重が振り返るように、優位な条件を生かし守備を徹底。得意パターンに持ち込んだ。終盤には前線を5人にした名古屋の攻撃陣が襲いかかったが、リーグ最少失点(23試合で16失点)を誇る守備陣は崩れることはなかった。
今年度のクラブ予算はJ118チームで下から2番目の約21億円。加えて梅崎(現浦和)ら主力が相次いでチームを離れた。さらに新戦力の目玉だったMF家長は、2月に右ひざ前十字じん帯を損傷。いまだJ1のピッチには立てない。人材、金銭の両面で苦しむ中で「シャムスカ・マジック」は本領を発揮した。「ポスト家長」としてトップ下に起用したMF金崎は日本代表候補に呼ばれるまでになった。森重や代表GK西川の成長にも助けられた。
1999年のJ参入以来、J1での初タイトルにあと1勝。「決勝に行くことだけで価値はある。だが、やる以上タイトルは狙う」と指揮官。リーグ戦も首位に勝ち点1差の4位と2冠も射程圏。スタメン平均25・27歳とリーグ一若い九州の雄が歴史に新たな名を刻む。
◆名古屋、元同僚に苦杯 ○…ストイコビッチ監督にとって元同僚のウェズレイに決められて敗退。終盤は前線を5枚にしても追いつけず。「玉田が抜けていた。彼が入ることによって違った結果が出たかも」と日本代表FWの不在を嘆いた。選手時代にも2度、準決勝で敗れた。監督として初のナビスコ杯も、チーム通算7度目の準決勝も4強の壁に阻まれた。
参照元:スポーツ報知
◆Jリーグ ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第2戦 G大阪2―3清水(7日・万博) 決勝は大分―清水の顔合わせとなった。清水はMF枝村匠馬(21)の2得点を含む3ゴールでG大阪に圧勝。優勝した1996年以来のファイナル進出となった。決勝は11月1日、東京・国立競技場で行われる。
清水が枝村の2季ぶりとなる1試合2得点の活躍で、12年ぶりの決勝進出。1―1の後半1分、右足で2戦連発となる決勝点を流し込むと、同10分にも追加点。「気持ちの勝負だと思っていた。みんなで勝って決勝に行こう、と言っていたのでよかった」と笑顔がはじけた。
96年ナビスコ杯決勝・V川崎戦。当時小4だった枝村は、自宅のテレビで清水の初タイトル獲得を観戦し、興奮を抑えきれなかった。現役だった長谷川健太監督のゴールに「すげえと思った」とあこがれを強くし、中学から清水の下部組織へ。11月1日の決勝戦では自らがその舞台に立つ。「また成長して決勝を迎えたい」オレンジの魂を受け継ぐ若武者が栄冠へ突き進む。
◆G大阪・ロニー移籍初G ○…G大阪の連覇の夢が消えた。1点を追う前半11分、FWロニー(前横浜M)が移籍初ゴール。決勝進出へ攻勢に出たが、清水の反撃にあった。西野朗監督(53)は「非常に残念。力が足りないということ」と声を絞り出した。7月20日の千葉戦(フクアリ)以来、これで公式戦9試合連続勝ち星なし。昨季MVPのDF安田は「結果を求めてやるしかない」と必死に前を向いた。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選A組第1節 バーレーン2―3日本(6日、バーレーン・マナマ、ナショナルスタジアム)気持ちが、ネットまで届いた。中村憲が、右人さし指を夜空に突き立てた。後半40分、左サイドにいたDF阿部からボールを受けると、1トラップし左足を強振した。約25メートル、バーレーンDFに当たった弾丸は、ゴール右隅に突き刺さった。リードを3点に広げ、終わってみれば貴重な決勝ゴールになった。
「阿部ちゃんからパスが来る瞬間からシュートを打つと決めていた」後半26分、松井と代わり、ピッチに入った時から自分に課していた。所属する川崎より、前めのポジションも「そんなのは関係ない」と話していた。「活躍しないと使ってもらえなくなる」危機感を実らせた。
オシム・ジャパン時代はレギュラーだったが、岡田体制では欧州組に先発から押し出された。6月、W杯3次予選4連戦で欧州組が本格合流した。1か月以上の遠征期間中、ホテルの1人部屋で自分と向き合った。「ベンチでも気持ちを切らさない。出場した時は、出られない仲間の分まで頑張らないといけない。あの遠征で成長した」戦う姿勢を維持する精神力を手にした。6月14日のタイ戦でも途中出場からゴールを奪った。
国際Aマッチ3点目は、次戦のウズベキスタン戦へつながった。この日、先発した松井は出場停止となる。スタメン出場の可能性が大きく膨らんだ。「南アフリカに行くことがすべて」憲剛は、メンバー全員で戦う大切さを口にするようになった。ウズベキスタン戦でも、ボールをゴールへと導く。
参照元:スポーツ報知
日本サッカー協会の犬飼基昭会長(66)が、10月15日にホームで対戦するウズベキスタンの息の根を止めることを、厳命した。
犬飼会長は6日、バーレーン戦後、宿舎でカタール―ウズベク戦を岡田監督と一緒に観戦。「良いサッカーをしても負けた」0―3と敗れた次戦の相手を分析。ウズベクが10日、オーストラリア戦で敗れた場合を想定し「日本で完全にたたくことが必要」。3連敗を食らわし、最終予選から完全に脱落させよ、というのだ。
会長就任後初めてのW杯最終予選をスタンドで観戦した。「勝ち点3を取れたことは評価したい」としたが、浦和社長時代のまな弟子DF闘莉王がオウンゴールしたことについては、「まさか、あいつが…という感じ」と絶句した。無得点のFW陣に対しては「もっとシュートを打つべき」と再び苦言を呈していた。
参照元:スポーツ報知
―試合について。
「最後の10分までいい形でやれた。あたふたしたが、ひょっとしたらこれが一番いい勝ち方かもしれない。得失点差はあったかもしれないが、チーム全体に良かった点がたくさんあって、アウェーで勝ち点3取れて選手に感謝している」
―最後の10分に問題があった。
「単純にいって、これがサッカーです」
―もっと詳しく。
「要するに、1点入っても相手はやる気があった。2点目のミスでガタっと流れがいった。それだけじゃないが、サッカーというのは、ちょっとでも気を緩めるとこういうことになる」
―(バーレーンメディアから)戦略を変えて2失点。戦略の問題では?
「戦略ではなくメンバーを代えた。メンタルと交代選手の役割。そういうものの問題」
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選A組第1節 バーレーン2―3日本(6日、バーレーン・マナマ、ナショナルスタジアム) 2010年南アフリカW杯の切符を懸けた最後の戦いが始まりA組の岡田ジャパンは俊輔のFKなどで3点を奪い勝利でスタートした。
魔の時間帯は不意に訪れた。MF中村憲のミドルシュートで3点目を挙げた直後の後半42分、右サイドから許した低いクロスに日本守備陣の対応が遅れる。MF今野の鼻先を通過し、DF内田が慌てて出した足も届かない。パスを受けた相手FWイサに左足で決められ、失点。ピッチ上で主将のDF中沢が激高し、ベンチ前では岡田監督がぼう然と立ちつくした。
衝撃冷めやらぬ1分後。相手のロングボールをDF闘莉王が頭でバックパス。これが、飛び出したGK楢崎の脇をすり抜けオウンゴール。致命的な連係の破たんに、「ほぼ勝ったというのがスキになったのかもしれない」と守護神。勝利の余韻は完全に吹き飛んだ。
気温34度、湿度70%。ロッカールームのエアコンが壊れ、蒸し風呂状態という悪条件。後半22分には相手に退場者も出たうえに3点のリード。この楽勝ムードが油断を生み前戦からの守備意識が低下した。中沢は「後味悪い。もっと前から追わなきゃいけない」と吐き捨てた。
ベンチにも油断があった。岡田監督は敗れた3月の試合から先発を9人入れ替えた。だが後半39分、MF長谷部を下げ、今野を投入した交代が裏目に。長谷部は累積警告の可能性があり、次戦以降を見据えての采配だったが、今野は周囲との連係不足を露呈。指揮官は「交代で入った選手の役割が徹底できていなかった」と悔やんだ。
中沢は「リーグ戦は得失点差も大きな割合を占める」と危機感を募らせる。その言葉通り、すでに予選A組では得失点差でカタールに首位を奪われた。最終予選経験者が半数以下の若いチームが、この薄氷の勝利を今後にどう生かすか。同じ過ちは許されない。
マチャラ・バーレーン代表監督「前半に守備的に戦ったのが敗因。0―1になった後、日本が試合をコントロールした。日本が経験豊富だった」
参照元:スポーツ報知
サッカーのW杯アジア最終予選A組初戦で、バーレーンにアウェーで3―2で勝った日本代表は8日、羽田空港着のチャーター機で帰国した。
敵地で貴重な勝ち点3を獲得した。中村俊(セルティック)は長距離移動の疲れをにじませながらも「いろいろな意味で難しかったが、勝ち点3が取れたことはよかった」と話した。
参照元:スポーツ報知
◆2010年W杯予選(6日) 本格開幕した欧州予選では、前回のドイツ大会準優勝のフランスが、7組初戦でオーストリアにいきなり1―3で敗れる波乱があった。連覇を狙う8組のイタリア、6月の欧州選手権を制した5組のスペイン、6組のイングランドは白星スタート。南米予選ではアルゼンチンと1―1で引き分けたパラグアイが首位をキープ。北中米カリブ海3次予選では、米国が国交断絶していたキューバに1―0で勝った。
欧州選手権1次リーグ敗退の汚名返上どころか、まさかの黒星スタート。フランスはますます窮地に陥った。暗黒のユーロを最後に代表を引退したDFテュラム、MFマケレレの守備の柱が抜けた穴は大きかった。
前半8分、守備のミスからいきなり失点。相手のロングFKが難しいバウンドになり、ゴール前で相手FWヤンコと競り合ったDFメクセスが痛恨のオウンゴール。同41分、再び相手のFK。ゴール前でDFガラスがヘッドでクリアしようとしたが、ボールが相手MFアウフハウザーの前へ流れ、至近距離からシュートを許した。
後半16分にMFゴブが1点を返したが、流れは変わらなかった。同27分、相手の右CKから競り合いで、メクセスが相手FWハルニクを倒してPK。MFイバンシュイッツに決められ、オーストリアには1970年以来38年ぶりの黒星となった。
「負けて、いい気分なわけがない。起きたことについての感想はあるが、そのイメージが正しいかどうか、映像で確認する必要がある」とドメネク監督。続投で批判を浴びた指揮官に対し、再び解任を求める声は高くなりそうだ。DFメクセスは「避けられたミスをしてしまったことは分かっているが、これにくじけるつもりはない」と絞り出すような声で言った。
参照元:スポーツ報知
◆W杯アジア最終予選A組第1節 バーレーン2―3日本(6日、バーレーン・マナマ、ナショナルスタジアム) 日本代表のセルティックMF中村俊輔(30)が前半18分、豪快なFK弾と2点目のPKを誘発する大活躍で3―2の勝利に大きく貢献した。右足首ねん挫を悪化させて強行フル出場した俊輔はスタンドからレーザー光線で妨害工作を受けたことも発覚。バーレーン側に厳罰が下される可能性が浮上した。日本はA組2位につけたが、岡田武史監督(52)は10人となった相手に後半42分から2分間で2失点を喫する失態に憤慨した。日本代表は8日に帰国。次戦は10月15日のウズベキスタン戦(埼玉)。
まさにエースの証しだった。10年南アW杯アジア最終予選の岡田ジャパン初得点を決めたのは、やはり俊輔だった。A組のライバル国に衝撃を与える必殺FK弾が、マナマの熱帯夜を切り裂いた。
「ファーサイドには練習通りに蹴れた。壁に闘莉王が入って、うまく相手を押してくれたから、コースができた」前半18分に迎えた約25メートルのFK。立ちはだかる眼前の6枚の壁は、何の効果もなかった。闘莉王が作り出した壁の穴をめがけて、左足一閃(せん)。地をはう豪快弾がゴール左に突き刺さった。値千金の先制点。右手を何度も突き出した俊輔には、激情の理由があった。
実は、バーレーン側のものと思われる卑劣な妨害工作があった。ホーム側のゴール裏スタンドから緑色のレーザー光線が「背番号10」にロックオン。視線や足元を狙い危険な閃光が襲った。「FKの時に顔に当たった。後半もあった。気にはしないけど、良くないこと」と、“事件”の衝撃を語った。前半44分、俊輔の左足シュートが相手のハンドを誘発して生まれたPKをMF遠藤が蹴る直前も照射。激怒した俊輔は、マリク主審に全身でアピール。主審は試合後、マッチコミッショナーに報告。バーレーン代表の関与実態は明らかになっていないが、サポーターの暴挙だとしても大問題。厳罰が下される可能性も急浮上した。
試合終了間際には、ペットボトルが次々と日本ベンチに投げつけられ、GK川口を直撃するなどスタジアムは暴動状態に陥った。
前半38分には相手MFの背後からのタックルで古傷の右足首ねん挫が悪化。だが、勝ち点3に執着する岡田監督は、非情な強行フル出場を命じた。楽勝ムードが一転、ぎりぎりで勝利を手にした俊輔は「すべてが起こりうる。それが最終予選の怖さ」そう言って汗をぬぐった。「ホームのウズベキスタン戦に勝ったら、形もできる。大きい」10月15日のホーム初戦で連勝を誓った司令塔。その言葉にうそはない。
◆田嶋専務理事 AFCに抗議も ○…日本サッカー協会の田嶋幸三専務理事は、観客席からのレーザー光線が日本選手を狙ったことについて、「選手から報告を受けたので、事実確認してからアジアサッカー連盟(AFC)に抗議するかどうかを考える」と話した。既に話を聞いた遠藤だけでなく、選手全員に事情説明を求める。また、ペットボトルが投げ込まれ、GK川口に当たったことについては、「AFCに再発防止を訴えたい」と話した。
◆妨害に負けずPK逆ついた遠藤 ○…得意のPKを冷静に決めた。前半終了間際、自らのセットプレーが起点となり、PKを獲得。「GKが動くまで打たないと決めていた」レーザー光線の妨害にも動じず、いつも通りのシュートは相手GKの逆をつき、右隅に決まった。本職のボランチでも攻守に貢献。「自分としてはホームのウズベキスタン(10月15日)が大事だと思っていた」と次戦に向け気持ちを切り替えた。
参照元:スポーツ報知
◆Jリーグ ヤマザキナビスコ・カップ準決勝第2戦 大分1―0名古屋(7日・九州石油ドーム) 決勝は大分―清水の顔合わせとなった。大分は後半4分、FWウェズレイ(36)の2試合連続ゴールで先制。その後は、公式戦14戦連続負けなしと好調の鉄壁守備陣が、名古屋の猛攻を防ぎ切り、初の決勝進出を決めた。清水はMF枝村匠馬(21)の2得点を含む3ゴールでG大阪に圧勝。優勝した1996年以来のファイナル進出となった。決勝は11月1日、東京・国立競技場で行われる。
終了の笛が鳴り響いた瞬間、大分ベンチにはシャムスカ監督を中心に歓喜の輪が広がった。「タフなゲームだったが、選手がフルに力を出してくれた」笑顔で全員と抱擁を交わした。
最後まで名将のプラン通りだった。「第1戦でアウェーゴールを奪っているので、0―0でもOKだった」北京五輪代表DF森重が振り返るように、優位な条件を生かし守備を徹底。得意パターンに持ち込んだ。終盤には前線を5人にした名古屋の攻撃陣が襲いかかったが、リーグ最少失点(23試合で16失点)を誇る守備陣は崩れることはなかった。
今年度のクラブ予算はJ118チームで下から2番目の約21億円。加えて梅崎(現浦和)ら主力が相次いでチームを離れた。さらに新戦力の目玉だったMF家長は、2月に右ひざ前十字じん帯を損傷。いまだJ1のピッチには立てない。人材、金銭の両面で苦しむ中で「シャムスカ・マジック」は本領を発揮した。「ポスト家長」としてトップ下に起用したMF金崎は日本代表候補に呼ばれるまでになった。森重や代表GK西川の成長にも助けられた。
1999年のJ参入以来、J1での初タイトルにあと1勝。「決勝に行くことだけで価値はある。だが、やる以上タイトルは狙う」と指揮官。リーグ戦も首位に勝ち点1差の4位と2冠も射程圏。スタメン平均25・27歳とリーグ一若い九州の雄が歴史に新たな名を刻む。
◆名古屋、元同僚に苦杯 ○…ストイコビッチ監督にとって元同僚のウェズレイに決められて敗退。終盤は前線を5枚にしても追いつけず。「玉田が抜けていた。彼が入ることによって違った結果が出たかも」と日本代表FWの不在を嘆いた。選手時代にも2度、準決勝で敗れた。監督として初のナビスコ杯も、チーム通算7度目の準決勝も4強の壁に阻まれた。
参照元:スポーツ報知
◆2010年南アW杯オセアニア2次予選(6日、ニューカレドニア・ヌメアなど) ニュージーランドが3―1でニューカレドニアを下して4連勝し、2試合を残してオセアニア1位を決めた。ニュージーランドは来年の大陸間プレーオフでアジア5位と対戦する。
オセアニア2次予選はオセアニア選手権も兼ねており、ニュージーランドは来年6月に南アフリカで行われるコンフェデレーションズカップ出場権も獲得した。
参照元:スポーツ報知
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