Ｕ―２２北京へ大一番！最強４バックで決める…１７日北京五輪アジア最終予選・カタール戦

◆北京五輪アジア最終予選Ｃ組　日本―カタール（１７日、ドーハ・アルサッド競技場）【ドーハ（カタール）１６日】Ｕ―２２（２２歳以下）日本代表は１６日、北京五輪アジア最終予選のカタール戦へ、最終調整を完了した。勝つか引き分けで王手がかかる大一番。ＤＦ水本裕貴（２２）＝千葉＝を軸としたＤＦ陣が五輪代表史上初の最終予選４試合連続完封を目指す。鉄壁の最終ラインが、反町ジャパンに新たな金字塔を打ち立てる。

　史上初の４戦連続完封へ、反町ジャパン最強のＤＦ陣がカタールの前に立ちはだかる。青山直が「ＤＦはすごくいい感じできてます」と汗をぬぐった。１５日に行われたハーフコートでの戦術練習。ＤＦラインと中盤３人の陣形は動かさず、連係に磨きをかけた。右サイドバックの内田に、得点力も自慢の青山直。リーダーの水本が円熟の統率を見せれば、伊野波は好調をキープしている。

　ＤＦ陣の負担は前節より増す。最終ラインの前で相手の攻撃をつぶすボランチが万全ではないからだ。ＭＦ梶山が負傷で長期離脱中ならば、ＭＦ本田拓も出場停止。代役に期待されるＭＦ青山敏は、右足の打撲で出場は微妙。負担は大きくなるが「勝ち点を積み重ねることが北京に行く条件。ゼロでいきたい」（水本）と、かつてなく団結力は高まっている。

　北京行きを左右する大一番。守護神返り咲きを目指すＧＫ西川も「自信を持ってやることが大事」と気合十分だ。ピッチ内外でハンデを背負うアウェー戦だけに、序盤からの失点は御法度。反町康治監督（４３）は「こっちも後がない。日本は日本の戦いをするだけ」と、必勝態勢を整えている。“守備”よくカタール退治。躍動する最終ラインが、運命のカギを握った。

参照元：スポーツ報知