闘莉王ヒール襲名！イレブンを怒鳴る怒鳴る…浦和

　浦和の日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王（２７）が２５日、常勝軍団復活のためにヒール襲名を宣言した。「仲良し軍団では何も得られない。オレが悪者になればいい」と、自ら嫌われ役を買って出ると告白。すべてはタイトル奪回のため。闘将はチームメートを厳しくしった激励し、今季を戦う。

　あの栄光を取り戻すために、闘莉王は一切の私情を捨てた。勝利のために仲間を容赦なくどなり、修正点は冷酷に指摘する―。「ただ、ナアナアで、仲良し軍団では何も得られないし、チームも成り立たない。時には厳しいことも言わざるを得ないし、怒らなければいけない。オレが悪者になればいい。逆に（鈴木）啓太と阿部ちゃんがヒーローみたいな感じでみんなを収めればいい。強いチームには嫌われ役やヒールは必要だ」

　指宿合宿打ち上げ直前の闘将は、今季ヒール襲名の決意を告白した。フィンケ監督は２０日に主将選定の選挙を実施し、鈴木主将と阿部副主将が決定。問題発生時にクラブや監督と話し合いを持つ５選手による『チーム代表部』も設立させたが、実力者の闘莉王はこのメンバーに入らなかった。

　「今回の人選は一番正しい。オレは主将などという柄ではない。プレーで魅せて、そこで評価される人」と語り、誰もが嫌がる汚れ役をあえて買って出るイバラの道を選んだ。練習試合１０連勝中の赤い悪魔だが、７位に転落した昨季リーグ戦からの復調の裏には、闘将の激烈な“言葉攻め”がある。

　元日本代表の同僚の単純なパスミスにはピッチ上で「一体どういうことや！」と一喝。守備時の位置取りを誤った若手には「何度言ったら分かるんだ！」と激高。だが、闘莉王の的確な指示が媒介となり、チーム全体のコミュニケーションが活性化した。「チーム内のコーチングが良くなった。少し楽観的になっている」とフィンケ監督も評価した。

　最終ラインの守護者、圧倒的なストライカー、非情なヒールという１人３役の闘莉王が、常勝軍団復活に「粉骨砕身」の献身を果たす。

参照元：スポーツ報知

森本移籍ＯＫ！カターニャ取締役が断言

【カターニャ（イタリア）２４日】カターニャのロモナコ代表取締役が２４日、ＦＷ森本貴幸（２０）の来季終了後の移籍にゴーサインを出した。２０１１年６月まで契約は残っているが、同取締役は「彼が２１歳になった時点で羽ばたいていくのが論理的であり、人間的であり、自然なこと」と話した。また森本に「バンザイ」という愛称をつけ「我々はバンザイのことを信じ続けてきた。サプライズだ」と絶賛した。

参照元：スポーツ報知

ポルトガル移籍の相馬、監督解任で危機

　元浦和のＤＦ相馬崇人（２７）が所属するポルトガル１部のマリティモは２４日、ブラジル人のロリ・サンドリ監督の解任と、ポルトガル人カルロス・カルバリャル新監督の就任を発表した。任期は今季終了まで。

　２２日のコインブラ戦に１―３で敗れ、サンドリ監督の解任が決定した。同監督は、０３年に東京Ｖ監督として相馬を起用。今冬の移籍市場で獲得をクラブに熱望していた。移籍後も左サイドバックで３試合連続で先発起用していただけに、恩師の解任で、相馬のレギュラーも白紙になる可能性が浮上。試練に直面することになった。

　カルバリャル監督はかつて同国のセトゥバルを率いてＵＥＦＡ杯出場経験もある。今季はアステラス・トリポリス（ギリシャ）を指揮していた。

参照元：スポーツ報知

Ａマドリード、アグエロ奮闘もホームでドロー…欧州ＣＬ

◆欧州ＣＬ　決勝トーナメント１回戦第１戦　アトレチコ・マドリード２―２ポルト（２４日、マドリード）　マラドーナ義息のアトレチコ・マドリードＦＷアグエロは開始３分にマキシのゴールをアシスト。しかし、その後はスペースを作れず、後半１１分にベンチに退いた。チームは後半１６分に追いつかれて２―２の引き分け。アベル・レシノ監督は「チームに足りなかったのは闘志ではなくガソリンだ」と、後半に疲れが見えた選手に不満そうだった。

参照元：スポーツ報知

レアル、ホームで敗れる…欧州ＣＬ

　◆欧州ＣＬ　決勝トーナメント１回戦第１戦　レアル・マドリード０―１リバプール（２５日、マドリード）　昨年１２月にラモス新監督が就任してから国内リーグで９連勝と勢いづいていたレアル・マドリードが本拠地で敗れ、５季ぶりの８強入りに黄信号がともった。

　前半３０分にはＦＷイグアインがヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、オフサイドの判定。終盤にセットプレーから失点し、ラモス監督は「接戦で０―０が妥当だったと思うが、運が悪かった」と渋い表情だった。

参照元：スポーツ報知

日韓定期戦が復活！第１戦は１０月東京で

韓国サッカー協会は２５日、日本と韓国の代表戦を来年まで日韓双方で１試合ずつ開催するとの日本側の提案に応じることを明らかにした。韓国の聯合ニュースが伝えた。

　韓国協会幹部によると、日本側の提案は第１戦を今年１０月ごろに東京で実施し、第２戦を来年ソウルで行うとの内容。日韓の間では定期戦を１９７２年から１５試合実施し９１年で終了していた。

　両国が２０１０年ワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選を突破することが前提だが、韓国側には、今回の日韓戦が実現すれば、日韓定期戦の復活につながるとの期待もある。（共同）

参照元：スポーツ報知

岡田監督「趣味で…」視察

　日本代表の岡田武史監督が２５日、千葉市内で行われた千葉―甲府の練習試合を視察。自らもコーチを務めた経験がある千葉は控え組中心で、日本代表ＦＷ巻は不出場だったが「別に視察でもないし、誰を見に来たとかじゃない」。結果についても「趣味で見に来ただけ。サッカーが好きだから」とだけ話すと、足早に会場を後にした。

参照元：スポーツ報知

バイエルン・ミュンヘン大勝…欧州ＣＬ

◆欧州ＣＬ　決勝トーナメント１回戦第１戦（２５日）　欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）は２５日、各地で決勝トーナメント１回戦第１戦の残り４試合を行い、昨季準優勝のチェルシー（イングランド）がホームでユベントス（イタリア）に１―０で先勝した。前半１２分にドログバが決勝点をマークした。

　４季ぶりの優勝を狙うリバプール（イングランド）は敵地でレアル・マドリード（スペイン）に１―０で競り勝った。バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）はリベリとトニが各２得点するなど、敵地でスポルティング・リスボン（ポルトガル）に５―０と大勝。ビジャレアル（スペイン）とパナシナイコス（ギリシャ）は１―１で引き分けた。

　決勝トーナメント１回戦第２戦は３月１０、１１日に行われ、ベスト８が決まる。

参照元：スポーツ報知

高原ゴールもぶ然…浦和

◆練習試合　浦和３―２蔚山現代（２４日、指宿市内）　ゴールにも不満爆発。前半３８分、林からのクロスを、ヘディングで決めた浦和のＦＷ高原は「今日は話しませんよ」とぶ然。ゴール以外に効果的な仕事はほぼ皆無。度重なる故障に泣いたＦＷ田中達は昨年８月１６日のＦ東京戦以来のフル出場。前半１２分、自らのミスで先制点を献上し「個人的には１点目のパスミス。今日の感想はそれだけ」と反省モードだったが鋭いドリブル突破で敵陣を切り裂いた。

参照元：スポーツ報知

レアル、２８年ぶりリバプールと激突…欧州ＣＬ

欧州ＣＬは決勝トーナメント１回戦第１戦の４試合が２５日（日本時間２６日午前４時４５分）に行われる。最多９回優勝のＲマドリード（スペイン）は、５回優勝のリバプール（イングランド）と２８年ぶりに激突する。

　意外にも欧州ＣＬでの対決は１９８１年、前身のチャンピオンズカップ決勝で、リバプールが１―０で勝利した試合のみという両者。レアルのラモス監督（５４）は「リバプールは力が劣っている」と先制攻撃を仕掛ける。対するリバプールはＭＦジェラード（２８）が左太もも裏の負傷から３週間ぶりに復帰する。ベニテス監督（４８）は「ずっと別メニューだったから１００％か分からないが、大丈夫だと信じている」と闘将の活躍に命運を託した。

参照元：スポーツ報知

ベッカム６年ぶりファーガソン監督と円満再会

　【チェスター（英国）２４日】イングランド代表ＭＦデービッド・ベッカム（３３）＝ＡＣミラン＝が２３日、ミラノで調整中の古巣・マンチェスターＵを訪問。０３年にスパイクを投げつけるなどして確執が表面化したファーガソン監督（６７）と６年ぶりに再会した。２４日付の英各紙は笑顔で談笑する様子を紹介。０３年にベッカムがＲマドリードに移籍して２人の確執騒動は沈静化していた。その後、仲直り報道などはないが、この日の久しぶりの対面は円満そのものだった。

参照元：スポーツ報知

マラドーナ孫「６０％自分似」もじゃもじゃ頭も遺伝

　アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督（４８）が２３日、初孫誕生の喜びを語った。「ベンハミン誕生は人生最大の幸せ。若返った気がする」１９日に次女・ジャニーナさん（２０）と同代表ＦＷセルヒオ・アグエロ（２０）＝Ａマドリード＝との間に生まれた男児に“神の子”も感激しきり。「顔は６０％マラドーナ、４０％アグエロ」というが、特徴でもある、もじゃもじゃ頭はしっかり遺伝したようで、「髪の量がすごく多かった」と明かした。

　出産の瞬間を、スペイン・マドリードの病院で待ちかまえたマラドーナは、３月２８日のＷ杯予選に向けアルゼンチンに帰国中。しかし「顔はしっかり覚えているが、今月末にアルゼンチンに来るのが待ち切れない。孫に甘くなりそう」と頭の中はベンハミンちゃん一色だった。

参照元：スポーツ報知

長谷部、逆転１６強へ自信…２６日ＵＥＦＡ杯決勝Ｔ

【ヴォルフスブルク（ドイツ）２４日】ヴォルフスブルクの日本代表ＭＦ長谷部誠（２５）は２４日、ＵＥＦＡ杯１６強入りへ自信をみせた。「ホームは絶対の自信があります」２６日の決勝トーナメント１回戦パリＳＧ戦（フランス）の第２戦はホーム。第１戦に０―２と敗れて追い込まれたが、今季リーグ戦で９勝１分けと無敗を誇る本拠地で逆転１６強を狙う。

参照元：スポーツ報知

オレンジカード導入か！？国際サッカー評議会が協議

サッカーの競技規則を制定する国際サッカー評議会（ＩＦＡＢ）は２８日に行う年次総会で、アイルランド協会が提案していた、選手を一時的に退場処分とする新ルールなどの導入を協議することが２４日、分かった。

　国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）関係者によると、警告では処分が軽く、退場では重いと判断された反則に「一時退場」が適用される。処分する選手に対して主審は、イエローとレッドの中間として「オレンジカード」を提示することも検討されている。すでにラグビーやアイスホッケーなど接触プレーが多い競技では導入されているが、日本サッカー協会・松崎康弘審判委員長（５５）は「一時退場はこれまで議論になったことはない。今年度は適用されないのでは」という見解を示した。

　ＩＦＡＢでは「一時退場」のほか、ハーフタイムを１５分から２０分に延長すること、延長戦に入った場合に４人目の交代枠を認めることなども協議する。「かつてハーフタイムは５分であり、交代枠はゼロだった。そのルールは緩やかになってきた経緯を考えると、改定が決まるかもしれません」と松崎委員長は説明した。規則は、ＩＦＡＢ年次総会で出席者の４分の３以上の賛成があった場合、改定され、その年の７月１日から適用される。

参照元：スポーツ報知

日本サッカー協会、１０月に日韓戦を提案

　韓国サッカー協会は２４日、来年までに日韓双方で１試合ずつ代表の国際親善試合の開催を提案する書簡が日本協会から届いたことを明らかにした。韓国の聯合ニュースが伝え、日本協会も事実を認めた。

　第１戦を１０月に日本で、来年に第２戦を韓国で開催するとの提案で、韓国側も前向きに検討しているという。２０１０年ワールドカップ（Ｗ杯）アジア最終予選で日本は現在Ａ組２位、韓国はＢ組首位でプレーオフを経ずに本大会進出の可能性が高いことから、日程面での障害も少ないとみられる。

　昨年９月に韓国側が日韓定期戦の復活を日本側に提案していた。日韓定期戦は１９７２年から１５試合行われ、９１年で終了した。韓国側では、今回の日韓戦が実現すれば、定期戦再開につながるとの期待も出ている。（共同）

参照元：スポーツ報知

岡田監督、広島ＤＦ槙野の招集を検討！

日本代表の岡田監督がセンターバックの人材不足解消策の一環で、元Ｕ―２０日本代表のＤＦ槙野智章（２１）＝広島＝の招集を検討していることが２４日、分かった。２５日、練習試合の広島―山形戦（宮崎）を日本サッカー協会の原博実・強化担当技術委員長（５０）が緊急視察する。

　「ＦＷとセンターバックについては、いい選手がいれば呼ぶ。特にストッパーが必要」と協会関係者が語ったように、ＤＦ闘莉王（浦和）とＤＦ中沢（横浜Ｍ）以外、世界と渡り合う最終ラインの実力者不在にあえぐ岡田ジャパン。現在最大の補強ポイントとなっている。

　槙野は解決策となる可能性を持つ人材だ。身長１８２センチ、体重７７キロというサイズと、１対１に無類の強さを誇るファイタータイプ。０７年のＵ―２０Ｗ杯では守備の要として、１６強進出に貢献しており、国際経験も少なくない。攻撃参加を得意とし、闘莉王を敬愛している槙野は“御前試合”のパフォーマンス次第で、フル代表の舞台で師弟タッグを組む可能性も一気に高まる。

参照元：スポーツ報知

岡田監督、憲剛＆川島にアポなし“診察”

日本代表の岡田武史監督（５２）が２４日、川崎をアポなし訪問し、１１日の南アＷ杯アジア最終予選、オーストラリア戦（０―０）でベンチから外れた日本代表ＭＦ中村憲剛（２８）、４日のフィンランド戦で出番のなかったＧＫ川島永嗣（２５）に、事情を個別に説明した。日本代表監督が練習場に足を運び、事情説明するのは異例のことで、２人に対する期待の大きさを示した。

　突然だった。午前１０時２５分、岡田監督は川崎市内の麻生グラウンドに現れた。午前９時４５分、早大の後輩でもある関塚隆監督（４８）の携帯を鳴らしたが、関塚監督が午前１０時からの練習の準備に入っていたため、つながらなかった。クラブ関係者も知らなかった電撃訪問。岡田監督は練習後、中村、川島と３分間ずつ個別会談を持った。

　岡田監督が異例の行動に出たのは、２人に必要な戦力だと伝えることと、代表への意欲を失いかけていないかを確認したかったためだった。オーストラリア戦では守備面だけを考えればＭＦ橋本（Ｇ大阪）の方が途中起用する場面が多いと判断し、中村をベンチ外にした。川島は先発を都築（浦和）に譲ったが実力は横一線だと判断している。「憲剛も川島も出たいというのは当然あっただろうし、会っておこうと思って。いい選手を上から全員使うわけではないと。それを分かってほしいと。これじゃあ、やってられねぇというなら、あきらめるしかないけど、モチベーションを落とさず、チャレンジしてほしいと伝えた」と語った。

　中村は常に献身的なプレーを心がけ、若手も牽引（けんいん）。その姿勢はチームにプラスとなっている。川島も将来性を買われている。岡田監督が、２人を訪問したのは、大切な選手だと思っているからこそだ。

　中村は「グチグチ言ってられない。川崎でやるべきことをやり、代表に呼ばれたら、そこで頑張る。コミュニケーションが取れたのは良かった」と話した。川島も気持ちを切り替えている。不安は杞憂（きゆう）に終わった。岡田監督は「彼らも『分かってます』と言っていた」と話し、安堵（あんど）の表情を浮かべクラブハウスを後にした。

参照元：スポーツ報知

闘莉王はストライカー！今季１号…浦和

◆練習試合　浦和３―２蔚山現代（２月２４日、指宿市内）王座奪回を目指す浦和は２４日、韓国の蔚山現代と鹿児島・指宿で練習試合を行い、日本代表ＤＦ田中マルクス闘莉王（２７）＝浦和＝が豪快な“今季初得点”を決め、３―２の勝利に貢献した。「アジアの核弾頭」と呼ばれた往年の名ＦＷ、日本サッカー協会の原博実・強化担当技術委員長（５０）が視察後、「ストライカー」と絶賛した大黒柱は、浦和と岡田ジャパンでのゴール量産を宣言した。

　身体能力に優れる韓国の強豪を圧倒的なパワーでねじ伏せた。

　後半２３分、闘莉王の攻撃本能が覚醒（かくせい）した。自らボールを奪った瞬間、高原に縦パスを出すと特攻態勢突入。猛然とダッシュし、エリア付近でリターンパスを受けると眼前の大型ＤＦをなぎ倒すように突破した。右足を強振すると、０９年初得点となる同点弾が突き刺さった。

　「いい形だったね。俺が攻撃参加するタイミングをみんな理解してくれた。今年は最終ラインだから、自分自身の決定機は１試合に１回程度しかないと思う。その１回をいかに１００％に近い形で決められるか、それが今年のテーマ。きっちりと守り切ることが最優先だけど、ゴールでもチームを助けたい」

昨季自己、チームともに最多の１１ゴールを叩き出した闘将だが、今季は毎試合１度訪れる得点機を逃さず、昨年をしのぐゴール量産を固く誓った。圧巻のゴールにピッチ脇で視察した日本サッカー協会の原強化担当技術委員長も手放しで絶賛した。「闘莉王？　ストライカーみたいだ。攻撃力もリスタートを含めてある」現役時代に「アジアの核弾頭」と呼ばれ、日本代表歴代得点３位の記録を持つ往年の名ＦＷも、決定力不足に苦しむ岡田ジャパンの特効薬にと期待を寄せた。

　「原さんとはあいさつしました。代表でもレッズでも自分のやれることを最大限やるしかない」

　３月２８日にＷ杯アジア最終予選バーレーン戦を控える日本代表と、覇権奪回を目指すクラブとの両方でフル回転を誓った闘将の献身で、浦和は今季怒とうの親善試合１０戦全勝を飾った。フォルカー・フィンケ監督（６０）は「闘莉王はいい動きをした。状況判断は評価できる」と全幅の信頼を表明し、攻撃参加を全面解禁した。

　「ここまではいい感じできている。チームもうまく機能してきた。開幕が本当に楽しみだよ」不敵に笑ったストライカー闘莉王が勝負を決める。

参照元：スポーツ報知